人がどれだけ人を見た目で判断しているのかを研究したメラビアンという心理学者のメラビアンの法則をご紹介します。日本では昔から「人を見た目で判断してはいけない」という言葉がありますが、これは裏を返せばそれだけ人は人を見た目で判断するものだということもいえます。これをビジネスにおける心理学に置き換えて考えてみます。
メラビアンの法則によると、人が他人を受け入れるまでの心理に4つの壁があります。
第一の壁・・・外見、服装、表情
第二の壁・・・態度、姿勢、しぐさ
第三の壁・・・話し方、声の大きさ、抑揚
第四の壁・・・話の内容
ここで興味深いのは、第一の壁である外見や服装、表情などで55%も判断されていて、第四の壁である話の内容はたった7%しか判断基準になっていない点です。
つまり心理学的には、いくらいい話や面白い話をしても服装や表情次第で全く信用してもらえなかったり、好感を持ってもらえない場合が非常に多いという事です。
確かに、どんなお店でもムスっとした店員からあまり物を買う気にはなれないですし、友達が「元気だよ〜」と言っていても顔が雲っていたら何かあったのかな?って思いますよね。
ちょっと古い話しになりますが、プロ野球業界がポンサー企業を求めたことがありました。その時に名乗りを上げたのが、元ライブドアの堀江さんと楽天の三木谷さんでした。堀江さんはいつものラフな服装で、三木谷さんは、ビシッとスーツ姿だったのが印象的でした。
結果はみなさんもご存知のとおり、プロ野球の球団に楽天が加わりました。
これはビジネスの世界では当たり前ですが、時と場所に応じて、服装もしっかりしないといけませんね。それなりの地位になると、注意してくれる人もいなくなりますから・・・。これは、プロ野球業界が心理的に楽天の三木谷さんを気に入ったということでしょう。
コミュニケーションが上手くいかない時は、自分がどう見えているのか、特にしかめっ面をしていないか、目が泳いでいないかなどの表情に加えて服装は大丈夫かなどを確かめてみるとよいかもしれません。
さて、メラビアンの法則では7%だった、初対面の人と話す内容です。これは、何も知らない人といきなり話をするときは、話の内容に困ったりします。そこで、ちょっとしたコツがあります。
まず、初対面の人にあった時、緊張しているのはあなただけではないということを理解して下さい。あなたが緊張するのと同じように相手も緊張しています。あなたが相手を警戒しているのと同じように相手もあなたを警戒しています。
その警戒を解く事が大切なのです。メラビアンの法則でご理解頂いた通り、相手の警戒を取り除く第一歩は外見(特に表情)です。笑顔が大事になってきます。しかし、笑顔ができても一体なにを喋ればいいのかわかりませんね。
そんな時は、
「今日は暑いですね〜」
「気持ちのいいお天気ですね〜」
などのお天気の会話や、
「ここへはよく来られるんですか?」
「○○さんとは何処でお知り合いになったんですか?」
などの当て馬質問、(当たり障りのない質問)を使うとスムーズに会話に入っていく事ができます。
相手に突然話しかけられてどぎまぎするよりも、こちらから話しかけて相手に答えてもらうほうが、実は心理的に相手は楽なのです。
会話の苦手な方は、少しゆっくり話すとよいかもしれません。ゆっくり喋ることで、次の質問を考えるゆとりができます当たり障りのない質問のレパートリーを日頃からためておくといいかもしれません。
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